嫁が実家依存症みたいで気持ち悪いんだけど離婚できるかな?
そして、僕は被害者だと思うので慰謝料請求したいけど、とれるもんかな?
私は離婚経験があるので、ある友人からこんな質問を受けました。結婚生活には悩みはつきものだし、お金で解決できるほど心のダメージは簡単なものでは無いですよね。
離婚は双方が離婚に合意すれば可能です。しかし、慰謝料となるとなかなか難しいようです。
今回は、嫁が実家依存症で離婚の場合の慰謝料について考えて行きたいと思います。
◆この記事の内容
- 実家依存が気持ち悪い!離婚したら慰謝料請求できますか?
- 離婚できますか?
- 慰謝料はもらえるの?
- 慰謝料の相場
- 実家依存が気持ち悪い!離婚したら慰謝料請求できますか?まとめ
実家依存が気持ち悪い!離婚したら慰謝料請求できますか?
せっかく縁あって結婚したものの離婚にいたるケースは多いですね。私のまわりでも円満に夫婦生活を送っているより、離婚してしまっている友人の方が多いです。
悲しい現実ですが仕方無いですね。離婚を経験するともう結婚はイイや、と思うか、新しいパートナーと出会って幸せを掴むか。
どちらにしても、新しい船出に際し、慰謝料が取れるならきっちりと過去を清算するつもりで貰っておきたいですね。
離婚できますか?
まずは、実家依存症の嫁と離婚できるかどうかについて。基本的に夫婦双方が離婚に合意すれば離婚は可能です。しかし、嫁が実家依存症の場合、本人に実家依存症の自覚がないことが多いですね。
なので、嫁が離婚に合意しないことがほとんどだと思います。結婚相手が合意しない場合に離婚するには、民法770条1項に定める5つの法定離婚事由に該当する必要がありますね。
- 第770条
- 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
- 一配偶者に不貞な行為があったとき。
- 二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
- 三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
- 四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
- 五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
- 裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
嫁の実家依存症が原因で離婚するには、法定離婚事由のうち「②配偶者から悪意で遺棄されたとき」あるいは「⑤その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」に該当するかが鍵ではないでしょうか。
たとえば、実家依存症の嫁が実家に入り浸った結果、別居状態になってしまった場合や、実家に入り浸って家事をまったくしなくなった場合が考えられますね。
あなたのお嫁さんがあなたを差し置いて何をするにも【実家・実家】となってしまっては立場は無いですよね。
何のために結婚したんだ!!となる気持ちもわかります。もう離婚の決意が固まってしまっているのであれば止めはしませんが、まだ間に合う余地があると思う方は一度チェックしてみては如何でしょうか?。
慰謝料はもらえるの?
慰謝料は、精神的な損害に対して支払われるものです。離婚の際に慰謝料がもらえるのは下記のような場合に限られます。
- 不貞行為(不倫・浮気)
- 家庭内暴力(DV)やモラハラ
- 悪意の遺棄
- 一方的に家を出てしまい,音信不通の状態になること
- 通常の性関係がもてない原因が夫にあるのに積極的に治療に努めなかったこと
などがあります。
嫁の実家依存症を理由に離婚して慰謝料を請求する場合、「悪意の遺棄」に該当するかどうかが大事なポイントのようですね。ただし、夫婦の価値観の違いなどは悪意の遺棄としては認めら無いようです。
慰謝料の相場
「悪意の遺棄」が理由で離婚する場合、50万~300万円の慰謝料相場との事です。
なので、嫁の実家依存症が「悪意の遺棄」に該当する場合、50万から300万円くらいが慰謝料の相場と考えていいのではないでしょうか。
実家依存が気持ち悪い!離婚したら慰謝料請求できますか?まとめ
最後にこの記事をまとめておきたいと思います。
- 実家依存が気持ち悪い!離婚したら慰謝料請求できますか?
- 離婚できますか?
- 慰謝料はもらえるの?
- 慰謝料の相場
- 実家依存が気持ち悪い!離婚したら慰謝料請求できますか?まとめ
ここまで嫁の実家依存について、離婚、慰謝料請求などについてまとめてきました。嫁さんも実家依存症になりたくてなったものとは思えません。
ましてや、結婚当初は離婚する事を前提に結婚するなんて詐欺でしょうし、あなたの嫁さんがそんな女性だとも思いたく無いでしょう。
嫁が実家依存で気持ち悪いなんて、友人になかなか相談出来ないと思いますが、このブログが少しでもお役に立てると幸いです。
あなたの嫁さんが実家依存症から立ち直り、離婚・慰謝料なんてキーワードが頭をよぎることが無くなる事をお祈りします。
最後までご覧頂き有難うございます。
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