こんにちは、yasuです。
アトピーにいい飲み物はあるのでしょうか?
健康な人なら何にも気にせず、のどが渇いたら好きな飲み物を好きなだけ飲むでしょうし、ちょっとした休憩にはコーヒーブレイクを楽しみますよね!
飲み会に誘われれば、特に考えることも無く、お酒を楽しむことでしょう。
しかし、アトピーの私たちにはこの何気ない普通のことすら体のことを気にしてあれこれ考えなくてはなりませんね。
飲みものの中で、これがアトピーに効く!なんて夢の様ないい飲み物があれば最高ですがそんなものは無いですよね。
せめてアトピーを悪化させないいい飲み物を選び、アトピーを悪化させない飲み方を心がけたいものです。
この記事では、アトピー歴ほぼ50年の私が、普段の飲み物で気をつけてきたことや、試したものなどを紹介したいと思います。
アトピーにいい飲み物はあるのか?ほぼ50年間のアトピー経験者の話
私たちの体の殆どは、水分で出来ているといっても過言ではありませんね。
成人男性で体重の60%、新生児で約80%が「体液」とよばれる水分で出来ているそうです。
しかし、私たちアトピー持ちの肌はかさついている、つまり水分が少ない様な気がします。
本来、体重70kgの成人男性ならば、約42リットルもの水分を体内に蓄えていることになりますが、計測したことはありませんがアトピー持ちは少し少ないかも?
近年、熱中症で倒れる方が多く、夏になるとエアコンの使用と水分補給がテレビなどでは盛んに呼びかけられますね。
飲み物でとった水分は、私たちの腸から吸収されて、血液などの「体液」となって全身をたえず循環しています。
血液・体液は、私たちの生命維持を維持していく為に重要な役割を果たしています。
前によく通っていた血液をさらさらにする健康器具の説明コーナーでさんざん聞かされたのが、血液の役割。
「栄養と酸素を細胞に届け、老廃物(体内のゴミ)を尿として排泄すること」
そして体温が上がってきたら、皮膚への血液の循環を増加させて、汗をかかせて熱を逃がし、体温を一定に保たせる。
3日間、一滴も水分を採らないと、アトピーどころか生存も危うくなるようです。
まさに人間は水でできているといってもよいでしょう。
アトピー持ちに限らず、人間にとって、非常に重要な水分補給。
アトピーを治す為だけではなく健康維持の為にも、いい飲み物を上手に選びたいですね。
ちょっとした心がけだけで、アトピーが軽くなることもあるので飲み物には十分注意していきたいですね。
アトピーにいい飲み物
では、私がアトピーにいいと思う飲み物を上げていきますね
白湯(水)
水分補給が健康維持に大事なことは分かっているが、なかなか真水を飲むのは・・・とおっしゃる方も多いかも知れない。
今は、自動販売機でもミネラルウォーターを売っている時代なので、水を買うのは当たり前になっていますね。
では、どんな水がいいのか?
よっぽど綺麗な井戸水が出るようなところに住んでいる方は羨ましい限りですが、いくら日本の水は綺麗だといっても水道水をそのままはあまり飲まなくなってきていますよね。
スーパーで、ペットボトル入りのミネラルウォーターをまとめ買いしている方を見たこともあるし、大手通販サイトのランキングにはいつも上位にミネラルウォーターが入っている。
私は、浄水器派で、今まで何種類も試してきました。
アルカリ・イオンの電気分解のものから、水素水を作る機械も試しました。
今では、塩素まみれの水道水はさすがにそのままは飲まないですが、どの水がアトピーにいい!という事は無いと思っている。
私の、水の役割の自論をちょっとだけ説明させてください。
お風呂に入ったときに、顔を洗うことを想像して欲しいと思います。
お湯で洗いますよね!真夏ならば水でしょうか?
コーヒーやコーラでは顔は洗いたくないですよね。
牛乳風呂や、酒風呂なども聞くけれども、それは入浴剤としての役割ですよね。
そこで私は、自分の内臓を洗うと考えた時に、水で洗いたいと思うわけです。
飲んだ飲み物しか体内には入っていかないので、単純ですよね。
そして、大事なのが水の温度。
白湯が体にいいと流行った時がありますが、私も時々白湯は飲みます。
とげが無くて優しい気持ちになれますね。
逆にお勧め出来ないのは氷水。
ジュースなどを飲んだ後、氷をバリバリかじって食べる事を、氷食症と呼ばれるそうですが、体を冷やす結果となるので控えた方が良さそうですよ。
常温の綺麗ないい水を選ぶのが、アトピーにも熱中症予防にもいい飲み物として良さそうです。
お茶(ハーブティーなど)
普段は水ばかり飲んでいる私も、ホットひと息つきたいときにはお茶を好みます。
特に緑茶には以下のような効能が見込めるので良いですよね。
- ポリフェノールの1種で抗酸化作用がありカテキン
- 美肌作りの立役者であるビタミンC
- 抗酸化作用のあり、肌のたるみに効果のあるビタミンE
今でこそ、ダイエットや美肌効果でもてはやされるルイボスティーですが、土佐清水病院の丹羽院長は早くからアトピーに効くお茶として処方されていました。
私のアトピーには、ルイボスティーの効果は実感できませんでしたが、合う方もいると思うので試してみる価値はありますよ。
手作りの野菜果物ジュースがアトピーにいい?
いつも水やお湯ばかりだと味気ないので、たまには奮発して野菜や果物のジュースも飲みたいですよね。
今流行りのスムージーは、賛否両論あるのでここでは意見は避けますが、私の野菜や果物を選ぶ基準は残しておきたいと思います。
無農薬の野菜や果物を選べれば一番いいのですが、経済的な理由などもあってなかなか難しいこともあるでしょう。
一番のおすすめはりんごとにんじんのジュース。
これは、おなかにも優しいしアトピーにいい飲み物だと感じます。
果物で注意したいのは、南方系の果物は体を冷やすと言われているので、よく選んでくださいね。
アトピーに悪い飲み物
それでは、アトピーに悪い飲み物を上げていきたいと思います。
牛乳
一番に思いつくのは牛乳。
そもそも牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物で、人の飲み物ではないですよね。
人類の起源の話をすると、私たちと同じ現代人が誕生したのは20万年前といわれています。
動物の乳を飲み物や食べ物として利用され始めたのは、動物を家畜として飼い始めたときからだそうです。
今から約1万年前から牛とヤギが家畜化されたそうで、日本では1863年に開港地である横浜で本格的な牛乳の国内生産が始まったそうです。
今からたったの約155年前ですよね。
私は食生活の近代化・欧米化がアトピーのひとつの原因と思っているので、人類が長い間飲んだり食べたりしてきた物は体に悪くは無いがそうでないものは否定したい派です。
私が小学校で給食を頂いている頃は、牛乳は和食洋食にかかわらず毎日一本出ていた記憶があります。
政治的な意図まで語るつもりは無いですが、牛乳が体にいいと思い込まされたと思います。
20万年間の人類の歴史の中で、ついさっき飲み始めた牛乳が体にいいか悪いかの判断は皆さんにお任せしますが、私は飲みません。
私は、アトピー持ちですが、牛乳アレルギーでは無いので飲んだからといって急に発疹が出る訳では無いですが飲みません。
炭酸飲料(甘い飲み物)
始めて炭酸飲料を飲んだ記憶はおそらく小学生の頃。
あの頃は、父親が飲むビールと一緒に酒屋さんが「○○サイダー」を配達してくれていて、週末の家族団らんのときに栓抜きでビンの蓋を開けるのが楽しみでした。
その頃は、私のアトピーもそんなに酷くは無く、楽しんで飲んでいましたが、アトピーを治す為にいろいろ調べていくうちに炭酸飲料の魔力に驚いています。
ご存知の方も多いと思いますが、炭酸飲料や清涼飲料水には多くの砂糖が含まれています。
世界保健機関(WHO)の最新の指針によると、食事以外で1日に摂取してもよい糖分は1日の総カロリーの5%程度が望ましいそうです。
これは平均的な大人の場合、25g程度。
それは、500mlの炭酸飲料や100%ジュースを飲んでしまうと、たった1本で1日の必要摂取量を超えてしまう量になります。
私の知り合いが、学習塾を経営していますが、通ってくるお子さんの中に、常に炭酸飲料を飲み続けているお子さんがいると言っていました。
その子はアトピーにならなくても生活習慣病のリスクが高いなと思いながら、私はアトピーになって、生活習慣病などの突然死のリスクが軽減されているなとも感じています。
白砂糖などの甘いものが、アトピーに及ぼす影響は別の機会に書きますが、炭酸飲料・清涼飲料水・スポーツドリンクなどには思いのほか大量の白砂糖が含まれているので要注意ですよ。
果汁(フルーツジュース)
私は食品関係の通信販売の仕事をしていたことがあるので、アレルギー物質の表示には気を使いました。
アレルギー物質の表示には特定原材料7品目と、特定原材料に準ずるもの20品目がありますね。
特定原材料に準ずるもの20品目の中に、果物のオレンジ、キウイフルーツ、もも、りんご、バナナがあります。
それらにアレルギーのある方は当然、そのジュースは飲めませんが、アトピーの方はどうでしょう?
果物がアトピーの原因にはなりませんが、フルーツジュースに関しては、その製造方法や栽培時に使われる農薬や、除草剤などの化学薬品には注意が必要ですね。
スーパーなどで売れれている、果汁100%濃縮還元フルーツジュースの製造方法はまず、果物をすり潰して熱を加えて果汁の水分を飛ばして、約5~6倍まで濃縮させます。
ペースト状になった果物をペースト状態で冷凍保存して運搬。
そして、商品としてボトルに詰めるときに濃縮したペースト状の果物に再び水分を加えて、還元するという製法で作られるフルーツジュースが濃縮還元タイプです。
さらに、砂糖や保存料や着色料などが添加されているものもありますね。
お店に売られているときは綺麗にパッケージングされて、とてもおいしそうに見えますが、中身を知ってしまうとなかなか口に出来ませんね。
有名ホテルで「フレッシュジュース」として既製品のジュースと提供して問題になりましたね。
健康を害せず、アトピーから身を守るのがなかなか難しい世の中です。
どうしてもフルーツジュースを飲みたい時は、無農薬の果物をすり潰して飲んだほうが良いですね。
乳酸菌飲料
最近はテレビのCMでも「人には人の乳酸菌」などと、腸内細菌についてはいろいろと取り上げられますね。
私も、20代後半の頃知り合いに薦められて、少し高めの人由来乳酸菌のサプリを試した事があります。
それはそれで私のアトピーには効果はあったのですが、経済的に続けることが出来ませんでした。
腸内細菌を気にして、腸内環境を整える事を期待して乳酸菌飲料を飲むことはちょっと良く考えてください。
乳製品乳酸菌飲料の原材料表示を良く見てくださいね。
「ぶどう糖果糖液糖、砂糖、脱脂粉乳/香料」とありました。
ある特定の飲みのでアトピーが楽になると考えるのは私は良くないと思うし、甘いものによるアトピーのリスクの方が私には気になります。
アルコール飲料
アルコール飲料はアトピーには良くないと思います。
アルコールは体内でアセトアルデヒドという毒素に変わりますね。
お酒を夜飲むと、私たちの肝臓は朝までアルコールの解毒に追われます。
その結果その他の毒素処理に手がまわらなくなってしまうそうです。
貴重な解毒排泄タイムである「睡眠時間」が無駄になってしまうことによりアトピーが良くなるのを遅らせます。
とはいえ、私は実は自分でもアルコール中毒かな?と思うほどお酒が大好きです。
20代後半からはほぼ毎日、晩酌を欠かしていません。
自分の体感としては、かさついてかゆみが酷い時でも、アルコールで感覚が麻痺するというのか、なんとなく肌が潤うというかかゆみが和らぐことが何度もありました。
あと、持論ではありますが、小学生の頃から体のあちこちが痒かったのですが、当然その頃はお酒は飲んでません。
両親や友達にアトピーなんだからお酒は控えたほうが良いよ!なんていわれると「僕のアトピーはお酒を飲み始める前からのものでお酒とは関係ない」と屁理屈を述べていました。
それこそ、30代の一番良くお酒を飲んでいた頃は、休みの日となると、前の晩お酒を飲んでいたにもかかわらず、朝起きてシャワーを浴びてまず一杯!とビールを開けていました。
現在はアトピーより肝臓が心配なので、休日に朝から飲むことは止めているし、晩酌の量もひところの半分以下。
ストレス無くアルコールが減らせるなら、禁酒はアトピーには有効ですよね。
アトピーにいい飲み物はあるのか?おわりに
いい飲み物を選ぶことは、日常生活の中で、気を使えばいろいろ選択できるし、あまり考えなければいつの間にかアトピーが悪化してしまうこともあります。
これ一発でアトピーにいい!という魔法のような飲み物はありませんが、日々の積み重ねで自分の体をコントロールしているという意識でいい飲み物を慎重に選びましょう。
アトピーに豆乳はどうかについて下記にまとめてあります。
今日飲んだいい水で体の中が浄化され、また気持ちい朝が迎えられますように!
最後までご覧頂き有難うございます。
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