「高い山」、「物価が高い」、「気温が高い」など、「高」という漢字は良く使われる漢字ですよね。漢字には、「島」と「嶋」のように、読みや意味は同じで字の形が違っている異体字があります。
今日は、「高」という漢字の『はしごたか』と呼ばれる『髙』という漢字について変換方法など、ちょっとしたうんちくを探ってみたいと思います。
◆この記事の内容
- はしごたかとは?
- 漢字の由来
- よく使われる苗字
- はしごたか変換方法
- 漢字変換の出し方
- 文字コード 【utf8】【sjis】【html】など
はしごたかとは?
漢字の由来
「高」の漢字の語源は、高い橋、高い柱。川に高い橋を架けることにあこがれ、また、天と地を結ぶために柱を立てることは祭祀の一つでもありました。
よく使われる苗字
「髙橋・髙木・髙田・髙野…」などの人の苗字や、社名や屋号もロゴなどで【髙】(はしご たか)の表記を見かけますね。『髙』は「高」の異体字とされています。
2つの漢字を区分するために、「高」を「くちたか」、『髙』は「はしごたか」と呼び分けています。
音読みで「こう」、訓読みで「たか」と読み方はどちらも一緒ですが、『髙』(はしご たか)は常用漢字ではないため新しく人名には使えません。旧字の「高」は、常用漢字なので、子供の名づけに
使えます。
新字の「髙」は、常用漢字でも人名用漢字でもないので、子供の名づけに使えません。例えば、「たかし=髙志」や「たかひろ=髙広」という具合に、はしごたか【髙】を使うことは出来ない、つまり、「高」は出生届に書いてOKですが、「髙」はダメということ。
ちょっと面相くさいですね・・・。
はしごたか変換方法
『髙』の変換方法ですが、「はしごたか」と入力しても候補に挙がってきません。僕のパソコンでは、「たか」や「こう」と入力しても変換候補に出ませんでした。
漢字変換の出し方
そこで「たかはし」と入力すると、10番目に(環境依存)付きで【髙木】が出てきました。簡単に変換できそうもない漢字を出すときに、パソコンのIMEパッド手書きを使う手もありますが、はしごたかの場合は「たかはし」と入力する方が早いですね。
※環境依存とはパソコンの種類などによっては正しく表示されない事です。
文字コード
文字コード(もじコード)は、コンピュータ上で文字(キャラクタ)を利用する目的で各文字に割り当てられるバイト表現。もしくは、バイト表現と文字の対応関係(文字コード体系)のことを指して「文字コード」と呼ぶことも多い。
wikipediaより引用
文字コード 【utf8】【sjis】【html】など
Unicode
16進: 9AD9 髙
10進: 39641 髙
JIS X 0208(-1978,1983,1990)
JIS:コード割り当て無し
Shift JIS
16進:FBFC (IBM拡張文字)
16進:EEE0 (NEC選定IBM拡張文字)
区点:コード割り当て無し
JIS X 0213:2004
コード割り当て無し
四角号碼 : 00227
倉頡入力法 : 卜尸中月 (YSLB)ウィクショナリーより引用
文字コードは一般の方は関係することは無いと思いまうす。プログラムなどの専門家の分野なので、ここでは情報だけ載せておきます。
【はしごたか】についてのまとめ
新たに知り合った方の名前に『髙』という漢字が含まれていた場合は、メールや年賀状の宛名は「はしごたか」で記載した方が良いと思います。
名字で種類があるので有名な斎藤さんですが、私の友達は説明が面倒くさいのでわかればいい!なんておっしゃてましたが、実際は正確に記載した方がいいに決まっています。
「はしごたか」に限らず、漢字は正確に記載しましょうね。
最後までご覧いただき有難うございます。
コメント