管理人yasuです。
幼い頃から肌が弱かった私は、小学校にあがり、水泳の授業をどうするか毎年悩んできました。
今のようにネットで口コミの広場も無く投稿を参考にすることも出来ません。
特にアトピーの症状が酷く出ているときに水泳の授業は普通に受けるべきか、見学を許可してもらうか非常に悩みました。
アトピーは、水泳の授業での塩素の問題だけでなく、環境やストレスの問題、食べ物の問題などいろいろな要因が複雑に絡み合ってよくなったり悪くなったりしますね。
今となっては、残留塩素が私のアトピーに悪影響を与えるのは判っているので、プールの授業は悩まず見学です。
残留塩素については下記記事を参考にしてください。
一概に、水泳の授業は見学がいいとは言い切れないので、私が当時抱えていたアトピーと水泳の授業についての悩みを綴っておきたいと思います。
アトピーは水泳の授業は見学が無難?50代患者の意見
今でこそ、私のアトピーに汗が良く無いとか、チョコレートを食べ過ぎると悪くなるとかいろいろ分かってきました。
ところが、幼い頃や小学校中学校などの学生時代はアトピーについて何にも分かっていませんでした。
なので、毎年体育で水泳の授業が始まる時期になると、皮膚科を尋ねては水泳の授業は見学するべきでしょうか?と質問していました。
アトピー性皮膚炎の症状に水泳の授業が絶対によくないというふうに、お医者さまに言われた記憶がありません。
私は、個人的には水泳の授業は好きではなかったので、お医者さまにドクターストップをかけて欲しかったかもしれません。
自分で肌が弱いから水泳の授業は見学させてくださいとは言えない雰囲気がありましたね。
水泳の授業を見学するにも注意が必要
一番記憶に残っている学校での水泳の授業は中学3年生の夏休み明けの一回目の体育の授業でプールを見学したときです。
その時のいきさつはアトピーは大人になったら治る?|50代患者の意見に詳しく書きましたので参考にしてください。
私のアトピーが一番悪化したタイミングが、学校の水泳の授業の見学にあった訳ですが、悪化した原因が水泳の授業の見学だったとは思っていません。
しかし、アトピーの症状をよい状態に保つ為には、水泳の状業を見学するにも、プールに入るのも十分注意が必要だと思います。
50年アトピー性皮膚炎を患ってきた今の私なら、当時の自分にいろいろアドバイスができるな~とも思います。
プールの授業を受ける場合の注意点
私もアトピー性皮膚炎の症状が軽かった小学校の頃は水泳の授業でプールには入っていました。
運動が苦手ではありませんが、水泳は得意ではありませんでした。
今考えると、アトピーでプールに入るときの注意点は、プールから出た後に水道水のシャワーで体を綺麗に洗い流すことですね。
塩素がアトピーに良く無いという理由から、きちんと洗い流す事が大事です。
そして、プールを出た後に保湿剤や軟膏をきちんと塗ること。
これが、自宅にいて、お風呂に入るのと違って学校の時間割の中で着替えの時間以外に時間をとるのが意外と難しいと思います。
みんなより少し早めに着替えを始めてもいいように先生に配慮していただく必要があると思いますね。
出来るだけアトピー性皮膚炎を悪化させないようまわりの協力は遠慮なく受けられる環境をつくりたいものです。
プールの授業を見学する場合の注意
私のアトピーが最悪に悪化したきっかけは、中学3年生の体育の授業でのプールの見学でした。
今となっては、アトピーが悪化するきっかけでしかなく、原因ではないので誰も何も責められないのですが、配慮できることもあったのではないかと思っています。
私が、プールを見学したときは、プールサイドでみんなの泳ぎを見ているというスタイルで、本当に見学していました。
一緒にプールの授業を見学していた仲間には、ぜん息の友達もいれば、骨折をしている子もいました。
夏休み明けなので、まだ夏の暑さの残る炎天下のプールサイドで帽子もかぶらずに体育座りをして暑さに耐えていました。
夏になると熱中症に注意しましょうと、みんなが騒ぐ昨今とは間逆の拷問に近い状態で、汗をかきながら直射日光を浴びまくっていた状況です。
今、アトピーを抱えてプールを見学しようかと考えなければならない状況のお子さんをお持ちのママならば、プールを見学させるにしても見学するスタイルも先生と良く相談してください。
できれば、教室に戻り部屋で自己学習させてもらう方法が取れれば一番いいのではないでしょうか。
みんなと違うことをするという事も、精神的には私はストレスになっていたと思います。
まわりの環境の影響を受けやすいので、アトピーは軽く考えてはいけないと思います。
担任の先生と良く相談して、過保護にする訳では無く、しかもアトピーを悪化させずにすむ方法があれば積極的に取り入れるべきですね。
アトピーは水泳の授業は見学が無難?おわりに
体育の教科で推薦入学を受けようと考えているなら、水泳の状業を見学するのは内申点に響くので極力さけたいところです。
しかし、私の様に、水泳の授業を見したことがきっかけで、アトピーが悪化して、普通に高校受験すら険しき門に叩き落された人も居ます。
先生のいう事が絶対なんてありえないし、例え水泳の授業を全て見学したとしても、その後の人生にたいした影響は無いはずです。
アトピーで人と違ってて嫌だと思うのではなく、人と違う経験を積ませてもらっている!くらいのおおらかな気持ちを持ったほうがアトピーにはいい気がしますよ。
最後までご覧頂き有難うございます。
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